2015.4.15(水)
今回のエコキャップ推進協会の売却金をワクチンとして寄付ていなかったニュースを受けて、協会がホームページにコメントを載せていましたので、全文を報告いたします。
エコキャップご提供者様へ
日頃よりエコキャップ運動に対し、ご理解・ご協力賜わりありがとうございます。
この度はエコキャップをご提供されているご提供者様、回収してくださっている回収業者の方々、その他エコキャップに御関心をいただいている方々にご心配をおかけして申し訳ありません。
当協会において前事業年度に限り、世界の子どもたちにワクチンを日本委員会に寄付が滞り、結果的に皆様のエコキャップがワクチンにならなかったこと、またそれをご報告しなかったことを深くお詫び申し上げます。
当協会はポリオの世界的根絶に協力すべく2013年度まで、皆様が提供下さったエコキャップの売却益の多くを「世界の子どもたちにワクチンを日本委員会」に寄付をさせていただいておりました。
お陰さまを持ちましてポリオの撲滅が99%達成されております。
そこで、当協会は皆様からご提供頂いたエコキャップを次にどの様な方法で社会貢献させていけるのか考えました。この段階で皆様に使い道の方向転換を図った事実をご連絡しなかったことが今回の誤解を招いてしまったと反省しております。
エコキャップは、リサイクル運動として発展して参りましたが、一方でエコキャップのご提供方法について、地域に根差した受け入れ体制の整備が積年の課題となっておりました。また、エコキャップ再生プラスチック原料の用途が拡大していく中で、更なる品質の向上が求められるようになって参りました。
この課題に対して、昨年度は障がい者施設との連携を構築し、キャップリサイクルにおける重要な作業工程を、障がいをお持ちの方々にご担当いただくことで雇用の創出に繋がる「エコステーション構想」に取り組みました。この取り組みの実現によって、キャップリサイクルの更なる推進を図り、社会貢献活動を拡大していく計画を考えております。
もうひとつの柱と考えておりますのは医療支援・ワクチン支援団体への寄付です。
途上国が必要としている医療支援やワクチンの支援を通じ社会貢献していきたいと思います。
また先に述べました通り、ポリオは全世界で99%減少しておりますが、未だ根絶にまで至っておりません。ポリオ根絶を目指しこれに関しましては「国際ロータリー」へ寄付を行って行きたいと思います。
この他にも、エコキャップで得た売却益は、国内外にこだわらず皆様に納得いただける使い道を考えていきたいと思います。
これからも皆様からご提供いただいたエコキャップとあたたかな思いを大切に運営していきたいと思いますので、変わらないご支援の程お願い申し上げます。
特定非営利活動法人 エコキャップ推進協会
間接的にではありますが、キャップを集めてくださった皆様の善意を裏切るかたちとなってしまい、私たちも悲しい想いでいっぱいです。
今回のエコキャップ推進協会のコメントを受けて、うすい整骨院でのエコキャップ運動を続けていくかどうかを2人でよく相談しました。
その結果。。。
今までのように積極的に呼びかけての回収運動はいたしませんが、処分に困っている方や回収を希望される方のキャップはお預かりして、送付いたします。
回収ボックスの設置はしませんので、直接受付にお渡しくださいますようお願い申し上げます。
皆様、それぞれのお気持ちやご意見があると思いますので、それを尊重するかたちを取らさせていただきます。
私たち個人としては、今までどおり変わらず回収運動を続けていきたいと思っています。
うすい整骨院 院長