2011.2.9(木)
トモです
奈良に来て、もうすぐで3年になりますが、大阪では聞かなかったこの時期ならではの言葉があります
それは、
『お水取りが終わるまでは寒いよね』
・・・という言葉です
『お水取り??』
東大寺二月堂のお水取りは奈良に春を告げる行事です。これが終わると奈良に春の兆しが現れると奈良の人たちは言います。
一般に「お水取り」の名前で親しまれていますが、正式には「修二会」(しゅにえ)と呼ばれます。これは毎年3月1日から14日まで二週間続くお勤めですが、その中でも12日の夜(13日早朝)にひっそりと非公開で行われる若水汲みが特に「お水取り」と呼ばれます。
名前から水の行と想像しますが、どちらかといえば火の行です。この行法は東大寺の二月堂の本尊、十一面観音に、僧侶たちが世の中の罪を一身に背負い、一般の人々に代わって苦行を引き受ける者となり、苦行を実践し、国家安泰等を祈る祈願法要です。752年に始めって以来一度たりとも欠かしたことのない不退の行法です。
見所はやはり毎日上がるお松明でしょう。火が付けられ二月堂の欄干を移動し集まった群衆に火の粉を浴びせかけます。この燃え残った炭を持って返ると無病息災であるということで、みなさんこぞって炭を取り合います。
・・・奈良の歴史ある行事なんですねぇ
勉強になりました
今年からは、『お水取りが終わるまでは寒いですよね』 と使いこなせそうです
これで私もまた一歩、奈良県民に近づいた気がします